校長挨拶

校長挨拶 校長  秋鹿 まり子

静岡県東部の私学で最も古い歴史と伝統を持つ本校は、1924年に設立され、2014年に90周年を迎えました。今までに世に送り出した2万人を超える卒業生は、経済、文化、教育、医療、芸術、スポーツなど、さまざまな分野で活躍しています。1994年に男女共学の沼津中央高等学校と改称して、新しい歴史を重ね、校訓「自主独往の精神」のもと、ひとりひとりの個性・特性を伸ばす教育を行っています。

「自主独往」とは、創立者秋鹿見橘の随筆に表れることばで、もともと私学教育の独自性を表すものでしたが、現在の社会の中で読み替えてみれば、それは自分中心的に孤独に生きることではなく、他者や社会と響き合いながら、自分の中から出ずる希望や目標に向かって努力し歩いていくことを意味します。15歳から18歳までの生徒と教師が集いともに生きる「学校」という空間でこそ、可能となる学びや心の成長があります。日々の授業で、また「たちばな祭」などの生徒会行事や部活動で、あるいは海外修学旅行やボランティア活動で、人を支えまた人に支えられる経験や、お互い切磋琢磨する経験の中で、心はより強く育ち、目標に向かって勉学を重ねるための基盤が形作られます。少子高齢化による労働人口の減少、情報化の進展やAIの活用による人間の仕事の変化、国際化など、これから私たちが生きていく社会は大きな変革の流れの中にあります。3年間の高校生活で、生涯にわたり自分の成長の課題を見出し、自らを磨き続ける人としての基礎を培っていくため、本校ではさまざまな学びの契機をつくり、生徒の挑戦する心に働きかけていきます。

100周年をめざし、さらなる本校教育の発展のため、教職員一同全力とまごころを尽くします。地域の皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。