校長挨拶

校長挨拶 校長  森 和彦

 

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高校時代―自立のために学ぶかけがえの無い時間

本校の「世に廃物なく、人に棄材なし」という建学の精神は、すべての人の中に宿る可能性を信じ、集った師弟学友が互いに努力しながら、よりよい社会の形成に貢献していこうとするものです。これに基づき校訓「自主独往の精神」を掲げ、大正13年(1924年)の創立以来、地域を担う多くの人材を育成し、教育活動の歴史を積み重ねてまいりました。 この校訓「自主独往の精神」は、私学教育の独自性を表すものでしたが、現在の社会で読み替えてみれば「人に頼らず全て自分自身で物事を解決していく」という意味ではなく、むしろ反対で、多様な価値観を持つ多くの人と関わりを持ちながら、学びの本当の意味と努力の方向性を考え、自分自身をマネージメントし、不安に負けない自立する精神を培っていくことだと思います。 多くの普通高校では、大学受験への早期体制づくりに躍起であり、受験に必要な科目の教科学習のみの価値観が肥大し、高校生活が座学の受験勉強に追いやられ、将来への不安を増大させてしまう傾向にあります。これでは、自分自身の新たな能力に気づいたり、自分が人のためにどの様に役立とうとするかを考えたりする、心の余裕が無くなってしまいます。 高校時代の学びは、教科学習が中心となりますが、それが全てではありません。体験活動、部活動などによって、人を想う心を育て、社会に尽くす職業観・労働観・学力観を身につけていく大切な時間なのです。また、時間の使い方も身につけ、自己管理の手法が理解できる時期だとも考えています。そうでなければ、教科で学んだ知識も活かすことができないのではないでしょうか。本校は、5つのコースを設け、多様な視点から自らの学びを考えさせ、自己管理能力を高めながら、将来の不安に打ち勝っていくため、教職員が全力で指導してまいります。高校時代は「知力」「精神力」「体力」を向上させ、自分の未来を自分で決め、自立していくための、かけがえのない時間なのです。学校の活動の意義をよく考え、精一杯努力していきましょう。みんなでやれば、大変だと思うことも、きっと楽しく感じられます。