校長 鈴木 照彦
伝統ある学校で、自分探しの3年間に
本校は大正13年(1924年)の創立以来、地域を担う2万人を超える卒業生を輩出し、教育活動の歴史を積重ねてきました。令和5年度には創立100周年を迎えました。
建学の精神は、「世に廃物なく人に棄材なし」です。この言葉は、すべての人の中に宿る可能性を信じ、多様な資質を備えて集った師弟学友が互いに努力しながら、よりよい社会の形成に貢献していこうとする、素晴らしい先見性を持った言葉です。また、本校は創始者の教えである「自主独往の精神」という言葉を校訓に定め、他人に頼ることなく、自分の意志と努力で行動に責任をもち、常に理想に向かってたくましく歩むことのできる人間の育成を目指しています。
本校は普通科ですが、それぞれの興味関心、適正に応じて入学後に希望のコースに進めることが特色となっています。コースは5つあり、多様な視点から自らの学びを考え、自己管理能力を高めながら、希望の進路に向かって学習が進められるよう、教職員が全力で指導しています。また、学校生活においては、勉学だけでなく、部活動に、地域貢献活動にと様々な活動を通して、知・徳・体を備えた社会で生きていくための力、いわゆる「人間力」の向上を図ります。最後に、生徒たちには学校生活を積極的に過ごすことで、ぜひ自分探しの3年間にしてほしいと思っています。